昨日は気持ちのいい快晴の中、二日酔いに苦しみながら国立大劇場に〜!
前進座のお芝居を観に行ったのだ。
30分の休憩を入れて2幕3時間40分。
最近はこの時間配分に慣れてきて、お茶やお弁当やお菓子を持参〜。
色んな観劇スタイルがあるのだものな〜。
楽しみ方も分かって来たのだ。
お席が花道の隣だったので、迫力あったのだ〜。
「怒る富士」というお芝居だったのだな。
江戸時代の実話で、富士山の噴火という
天変地異に生き方を問われる人々のお話。
脚本は男仕立てだったけど、
役者さんが達者なのと実在の主人公の
生き様に感動してしまった。
お助け米が届いて狂喜乱舞する農民たちを後にして、
黙って切腹に向かう代官の姿に涙が止まらなかった。
勿論、お芝居だから脚色されているとは思うけれど...。
ミャンマーや中国の被災地の政権がオーバーラップした。
今の日本の歴代総理の身の処し方にも歯がゆさを。
「今の時代にこそ必要な人物」なのだな...。
楽屋にお邪魔したら
パソコンが置いてあったり、
炊飯器が湯気を出していたり...。
お大名がお茶を出して下さったり、
ご家老が世間話をしたり...。
不思議空間だったのだな...。
この国立大劇場のお隣に国立演芸場があり、
2〜3日前に出演打診を頂いたのを思い出した。
お芝居の幕間に携帯を見たら留守電に
そのスタッフの方からの伝言があったのだ...。
ついでだからと楽屋口に行って立ち話をしてる方に伺った。
「こちらのスタッフで○○さんという方おられますか?」
するとビックリした表情で「オオタスセリさんですか?」と
質問返しが....。
その方がスタッフさんだったのだ。
永さんのラジオで声だけしか知らなかったとのお話だった。
トントンとお話が進み「国立花形演芸会」に出して頂く事に。
若手ではないのだけど...。
前進座の方々に「お隣だけど出る事になりそうです」とご報告。
みなさん、農民のメイクのまま喜んで下さっていた...。
客席と楽屋、大劇場と演芸場。
近い距離で違うシチュエーション。
なんか不思議で楽しかったじょ〜。