2月28日~3月1日の「劇場で遊ぼ~」ライブの為に東京に通っている。
鎌倉の山の中から東京まで往復5時間、打ち合わせ1時間、なんてことが度々。
そうなると交通費がもったいないので、何か観て帰るようにしている。
色々観てきたじょ。
演劇は、整った環境でできなくても情熱があれば、お客も想像力を駆使して味わおうとする。
赤坂の弾き語りで歌うバー、明日にかける橋での芝居は、若手が力の限り演じているので、しっかりついていきたい気持ちになった。
台詞を間違えている人もいたが、目が燃えていたのでウンウンとうなづいて見過ごした。
あとは倉庫のような劇場での山本光洋さんの新作ライブも、荒削りな設定ではあるけれど高度な技術と集中力に感服だった。
歌舞伎町のバーでの一人芝居や福生の基地の人が来るようなライブハウスでのバンド演奏も、
決してベストな環境ではないけれど、演者の情熱が上回り、全く気にならなかった。
そ、それなのに、ああそれなのに・・・。
オーチャードホールで映画を観ながら、その映画のBGMを生バンドが演奏するライブ・・・。
お、恐ろしい・・・。
恐ろしい劇場費がかかっているのに、演奏する生バンドを見る暇がない・・・。
なぜなら、映画が「ターミネーター」なので迫力がありすぎるからだ・・・。
時代は古いのに息もつかせない迫力ある映像・・・。
生バンドに目をやるのは、ちょっとした息継ぎの時だけ。
こ、これは・・・贅沢とよぶのだろうか・・・。
小さな劇場や、飲み屋さんの空いたスペースでコントライブをしている私にすると、
「そんなにいい環境なのにもったいない」というしかない。
予算がフンダンにあると工夫をしなくなるのだろうか・・・
それがお金持ちということなのだろうか・・・。
なってみたいじょ・・・。
で、でも、この度は北沢タウンホールというおおきな劇場でできることに・・・。
そ、それなのに、不意に飛び込んできた話なのと予算がないのとで、贅沢にはできない・・・。
私も客席の誰かに言われるのだろうか「タウンホールなのに、もったいない」って・・・。
うううう・・・・。
情熱とアイデアだけは見合うものを作るだす~。
沢山観た中には残念なものもいくつかったし・・・。
ああなりたくはない・・・。
あと10日・・・。
お稽古とお稽古とお稽古。
間に真弓さんの舞台とイプセンの芝居を観て、ワイワイやっているうちに本番だじょ。
下ごしらえがんばるだす・・・。