最近、飲酒の夜が多い。
それでも失敗が少ないのは、急いで家に帰ってくるからだ。
飲むと失敗が多いのだ。
今まで、どんな失敗をしてきたんだろう・・・。
可愛らしいものでは・・・鍵を握り締めたまま、ドアの前で寝込んでいた事がある。
「酔って、鍵穴に鍵が入らなかったのだろうなぁ・・・」と思う。
寒い日に自動販売機の間に挟まって寝ていた事もある。
「自動販売機の温かさに注目したのだろうなぁ・・・」と思う。
ごみ収集所で寝ていた事もある。
「自虐したんだなぁ・・・」と思う。
丸の内線の新宿三丁目のホームのベンチで、ビンゴで当たったミルクのみ人形を
抱えたまま寝ていた事もある。
目が覚めたのが朝の九時だったので、始発から3時間、沢山の人に目撃されたであろう。
「頑張って生きてる事を、皆に知ってほしかったんだろうなぁ・・・」と思う。
しかし、これらは人に迷惑かけることはない。
みっともないだけ、だからだ。
目が覚めたときに、服を着たままというのは日常茶飯事だが、靴を履いてた時はびっくりした。
「外人かよっ!」って思った。
「土足かよっ!」と自己嫌悪に陥った。
しかし、こんな事も自分で処理できることである。
失敗のうちには入らない。
お酒での失敗ってなんだろう・・・。
実は、私はブラックアウトする人間で、覚えてないという事が多いのだ。
しかし、周りからは「しっかりしてたよ」と言われるので、「そんなものか」と、思っているが・・・。
「お酒のせいにして・・・」と言われるが、本当に覚えていないのだ。
だから、「酔ったな~」と思うときは、なるべく早く家に帰るようにしている。
自分を信用していないからだ。
一度、朝、大変な二日酔いで目が覚めた。
電話で起されたのだ。
出てみると知らない男の人・・・。
話を聞いてみたら、昨夜近所のソウルバーで初対面の人で、
「次は何時行きますか?」とのこと・・・。
「なんだこいつ?」と思って、邪険に対応して電話を切った。
それから、ムカムカした。
「誰が電話番号教えたんだ?・・・マスター以外考えられない!
女のお客の電話番号教えるか、普通~!今晩行ってとっちめてやる!」
仕事が終わってから、その店に飛んでいって、マスターに文句を言った。
「どうして、あたしの電話番号教えたの?!」
すると、マスターは不思議そうな顔をして、黙って、紫の油性マジックを出した。
「何これ?」と私。
するとマスターが教えてくれた。
「男のお客さんが、『電話番号教えて』って、手帳出したら、
『そんなんじゃ無くすかもしれないから』って、相手の腕に油性マジックで
大きく電話番号書いていたんだよ・・・」
とっちめるどころではない・・・それじゃぁ、電話かけるの当たり前なのだ・・・。
こんな話は、枚挙にいとまないので、また後日にさせていただきます。
交番に連れてかれた話や、元暴走族に腕を噛ませた話や、
工事現場に落ちそうになって、連れを下敷きにして怪我をさせた話とか・・・。
お酒の間違いったら、「いや、ここは誰の家?」とか、「隣に寝てるのは誰?」とか、
色っぽい話があっても良さそうなものだが・・・。
狼藉三昧・・・。
はぁ~、こんなんじゃ、恋のお話が訪れるのは・・・無理・・・。
春なのに~~~!!!
「何故、春は血液が不足するんだじょ~!知りたいじょ~!」